電源基板が届きました
2024-11-27
Katsu
電源基板が届きました。他の基板に電源を供給する重要な基板です。
今回の基板発注をご支援いただいたスポンサーの紹介をしたいと思います。
JLCPCBさんです。
JLCPCBは中国に工場を置く基板製造サービスです。
非常に安価で基板を製造していただけ、発注から到着までの時間が非常に短いという大きなメリットがあります。
基板製造の他にも3DプリントサービスやCNC切削のサービスも手掛けており、それぞれ安価なので是非利用してみてください!(下のリンクから利用できます)
本記事の一番下の部分にJLCPCBでの基板の発注方法を載せていますので、参考にしてみてください。
機体の電力供給について説明します。
電源基板は後ろ基板から供給された電力をDCDCとLDO(三端子レギュレータ)でそれぞれ5Vと3.3Vを生成し、それをメイン基板に供給します。メイン基板からLiDAR基板やタイル基板へそれぞれ電力を供給します。
基板の写真は以下の通りです。
機体設計の都合上、表にのみ部品を配置しています。
上の写真のようにすべての端子で問題なく5Vが出力されています!
5VはDCDCコンバータで生成しています。
理由は大電流が必要だからです。
使用しているDCDCは村田製作所のOKL-T/6-W12N-Cです。最大6Aとかなり大きい電流を出力できるので採用しています。
上の写真のように問題なく3.3Vが出力されています!
3.3VはLDO(三端子レギュレータ)で生成しています。
理由は出力される電流に乗るノイズがDCDCより少ないからです。
3.3Vはマイコンの電源などにも使用するのでノイズは少ないほうがよいです。
使用しているLDOはアナログデバイセズのLT1085CM-3.3#PBFです。最大3AとLDOとしてはかなり大電流が出力できるので採用しました。
最後にJLCPCBで基板(PCB,PCBA)を注文する方法を説明します。
まず、JLCPCBのサイト( https://jlcpcb.com/jp/ )にアクセスします。
「お見積り」をクリックします。
「ガーバーファイルを追加」で設計した基板のガーバーを追加します。
設定は基本的に変えなくても問題ありませんが、基板の色や銅箔の厚さなど変更したいことがあれば、それぞれ設定します。
電源基板はPCBAもしてもらったのでそのやり方についても説明します。
PCBAとはJLCPCBさんに部品のはんだ付けをしていただくサービスのことです。
僕はよくSTM32などのピン数の多い部品やBGAなどのリフローが必要な部品などがある際に利用しています。
まずPCBA組み立てを有効にしてください。
次にどちらの面に部品を配置するか選択してください。
「次へ」をクリックしていくと下の画像のように「BOMファイルの追加」と「CPLファイルの追加」が出てきます。
それぞれのファイルについても追加してください。
「BOMとCPLを処理する」を押すとBOMとCPLから得られた部品のデータが出てきます。
使う部品を確認してください。デフォルトでは適合部品が本来使用するの部品と異なる場合があるので、全ての部品を確認したほうがいいです。
「次へ」を押すと部品の配置が確認できます。
下の画像のように部品の向きが違う場合があるのでその際は回転させてください。
「次へ」を押して商品説明で基板の用途を選び、「カートに保存」を押せばOKです!
あとは支払いの設定を行い決済をすれば注文完了です。
通常は注文から1週間程度で届きます。
下のリンクから発注できます。